Hiroyuki⚽️Takada

教員として働きながら、フリーで国際協力をしています。

日本🇯🇵に染まる–訪れるたび色濃く–

羽田に着いて、

迎えに来てくれた妻に「ただいま」と声をかけた。

 

 

 

 

「おかえり。痩せたね」と

妻は笑いながら私に言った。

 

 

 

 

 

「おかえり」か…

 

 

 

 

 

「おはよう」も「おやすみ」も

「ただいま」も「いってきます」も

いつもなんとなく言っていたけれど、

 

 

 

 

 

毎日言えて返事が帰ってくることは、

本当に幸せなことだったんだなと実感した。

 

 

 

 

再会して、すぐにセブンイレブンに立ち寄り、

おにぎりとお茶を買った。

 

 

 

 

「どう?どんな味?」と妻が私に尋ねた。

 

「おにぎりの味だよ。冷えてるのに美味しいね」と

妻のボケにツッコム余裕もないくらい感動していた。

 

 

 

 

日本に帰ってきたんだなと、心が軽くなった。

 

 

 

 

 

「7日はどうしようか?花でも贈ろうか?」と

結婚記念日の予定について話を振ると、

 

 

 

 

 

妻は笑いながら

「捨てるの大変だから美味しいものにしよ」と答えた。

 

 

 

 

その一言に、二人で思わず人目を憚らず大声で笑った。

 

 

 

 

「花より団子。そうだ、この人はこういう人だった」

 

 

 

 

なんとなく二人の感覚を取り戻せたような気がして、すごく温かい気持ちになった。

 

 

 

 

「さぁ、帰りましょう」

 

京急線の電車に乗り込み、私達は自宅へと向かった。

 

(続く)

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(ワイハ🏝その①)
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(ワイハ🏖その②)

 

 

Bonjour !!

Ça va??

 

7月1日から7月18日まで日本に一時帰国していました。便利すぎる「先進国ライフ」を満喫し心身ともに充電することができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一時帰国では、いわきに帰省し美味しいものを食べたり、

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(今、食べたい。笑 )
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(港にはたくさんの魚🐟式根島を思い出した)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妻のリクエストもあり、東日本大震災の跡地を巡ったりもした。

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(私の身長は175センチ。それを超える高さでした)
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(上の写真の青いラインがこれ!)
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(いわきには、放射線量をはかる上のようなものがたくさんあります。ちなみにここは公園!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1日しか滞在できなかったけど、収穫の多い帰省だった。自分がどんな環境で育ってきたのかを再確認できたからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いわきにいた時間は「18年」だったけど、もしベナンで「18歳」まで育っていたらどうなっていたのだろう、と考えさせられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、現役の青年海外協力隊として、新潟県の中学校に出前授業にも行ってきた。

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(全部ササニシキなのだろうか)

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(いい感じの田舎でした。笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

純粋に日本語で授業ができることが楽しかったし、国際協力の分野に対する関心が非常に高く「本当に中学生!?」とすら思った。笑

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(ベナンで使われているお金💰を見せました)
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(水の大切さを伝えてきました!)

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(パワポを掲示してもらいました)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いい授業だった。

胸を張って東京に帰ることができた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、そして!!

この新潟出前授業で着用した私のパーニュに関する、ちょっと考えさせられたエピソードを紹介したい!笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突然ですが、みなさんは火熨斗(ひのし)って知ってますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鉄でできた柄杓(ひしゃく)のようなもので、

その中に熱した炭をいれて服のシワを伸ばしたりする、アイロンの始まりになったものです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

江戸時代から昭和30年ごろまで使われており、それから炭火アイロン、小手型アイロンと進化を遂げて、20世紀になって、ようやく今の電気アイロンが登場するんです!

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(これは炭火アイロン!ベナン🇧🇯ではこれが一般的)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、この電気アイロンを作ったのが

あの有名な「トーマス・エジソン」です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

恥ずかしい話ですが、私は普段ベナンではヨレヨレの服しか着ていません。(日本🇯🇵ではちゃんとしてますよ!笑)

 

だって、洗濯機も、アイロンもない生活をしていますから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ですが、実は新潟の出前授業の前日に妻が私のパーニュにアイロンをかけておいてくれたんです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私が教壇にに立つのに恥ずかしくないように」と。

 

 

 

 

 

 

 

 


正直に、感動しました。

 

1世紀も前に、エジソンがアイロンを発明してくれたおかげで、その日、私は妻の「優しさ」に気づくことができたんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、思いました。

もしかして、これが「技術の力」なのかなと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今乗っている電車も、整備された道路も、空調の効いている教室も、自動販売機も、高層ビルも、そのすべて技術に支えられている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

技術が人を支え、人を幸福にし、人間社会を豊かにする、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これこそが技術の力なんだと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、じゃ自分は「残り8ヶ月でどういった技術を提供することができるのか?」という

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

考えてはいけない「問い」にぶつかってしまったのです。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おそらくそんな大きなことはできない。

というか、そこまでの実力がない。笑

 

でも、もしかしたら、目の前にいる1人くらいになら少し良い影響を与えられるかもしれない!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、無理矢理ポジションかつボランティアっぽい「解」にたどり着きました。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人生100年時代と言われる今の時代、

うまくいけば、残り70年の時間がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この70年のうちの、たった1年9ヵ月だけれど、この経験が自分の人生の財産になることを信じて最後までやり切りたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全国の働くみなさん、もしあなたの家族や友人が、あなたの衣服👔にアイロンをかけていたらその相手に感謝の気持ちを伝えることはもちろんのこと、心の中で「ありがとう。エジソン」と言ってあげてください。笑

 

 

 

 

 

 

 

終わり。

 

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(続き)

 

成田空港に着いた。

エチオピア航空の突然のフライト変更により、1日早く出発することになってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

「じゃ、行ってくるね」妻に手を振った。

妻は笑いながら「早く帰ってこいよ〜〜」と

手を振り返した。

 

 

 

 

 

 

 

「この瞬間が1番辛いんだよな…」

毎度毎度そう思うんだけど、ここは「笑顔」だ!と自分に言い聞かせた。笑

 

 

 

 

 

 

ゲートを通過して、コーヒーを片手に決めた。

「もう、単身赴任は絶対しない」と。笑

 

 

 

 

 

 

残り少ないけど、来年帰国した時に「さらに成長してきたよ」と胸張って言えるように頑張ろと、

 

 

 

決意新たに、30時間のフライトに向かった。

 

(完)

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(近所の売り子さん)