Hiroyuki⚽️Takada

教員として働きながら、フリーで国際協力をしています。

ハーフタイム②⚽️-上昇思考-

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(先日ガボンの同期隊員が遊びに来てくれました。駒ヶ根以来の再会!)

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(ガンビエにてパシャり📸)

 

 

 

 

Bounjour!!!

Ça va??

 

青年海外協力隊として活動を始めて1年2ヶ月が経過しました🙋‍♂️先日、おかげさまで31年連続31回目の誕生日を迎えることができました。笑

 

 

人生の転機となる1年になったような気がします👌さて、今回は「メモ」の続きを公開します。

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(生徒の勉強ノートをパシャり📓)

 

 

 

長文が続きますが、ぜひご覧ください。

(前回はメモ①〜⑤を公開したので、今回は⑥〜⑩です🙇‍♂️)

 

 

 

メモ⑥: 「能力差」よりも「環境差」が人生を決める

 

一時帰国からベナンに戻り、約2ヶ月が経過した。日本で久しぶりに生活をして強く感じたことがある。それは人は「能力差」よりも「環境差」なんだということだ。例えば、最近話題の八村塁選手を例に考えてみたい。日本人とベナン人のハーフでバスケット日本代表選手の彼が「もし日本ではなくベナンで生まれ育っていたら本当にNBA選手になれただろうか?」と私は疑問を持っている。なぜなら、私は協力隊生活を通して、ベナン人がバスケットをする姿をほとんど見たことがないからだ。小学校においては、バスケットはおろか体育の授業自体、計画的に実施されることは少ないし、用具もない。もちろん彼が類い稀な才能をもち、その才能を努力によって磨き上げてきたことは、誰の目にも明らかであるが、1番は彼が努力できる環境にいたということが大きいのではないだろうか。たとえ、どれだけ優秀であっても、そもそものチャンスを与えてもらわなければ、生かしようがない。物事の前提を考えさせられる。だからこそ、1本のペンでも、1つのボールでもいいから、まずは環境を整えていくことが大事なんだと思う。

 

そういう意味で、たとえ一回きりの施しになったとしても、「」や「経験」を与えることも悪くないと今は思っている。f:id:hiroyuki913:20190907093000j:image

(外教室。黒板が汚すぎて字が読めない)

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(鉛筆✏️が小さすぎて見えない。買い換えるのもお金が必要ですからね)
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(椅子のテーブルで勉強中👀家の中は暗いので外で)

 

 

 

 

 

メモ⑦ : 欧米的価値観で世界が動いている⁈

 

ある日、自分の子どもに大量のベビーパウダーを塗っている母親を見かけた。子どもは泣きじゃくっていた。ベビーパウダーは本来あせもやただれ防止に塗布するものだ。母親に「なんでベビーパウダーをこんなに塗るの??」と聞くと、母親は「少しでも肌が白くなる可能性があるから」と答えた。もちろん肌が白くなると言う事はないが、私はこの時「もしかしたらこれは欧米的価値観が関係しているのではないか」と感じた。美意識を例にこの欧米的価値観について考えてみたい。一般的に、そして金持ち階級になればなるほど「肌が白い=美しい」と考える人も多いのではないだろうか。友人から聞いた話では、セネガルの10代の女性たちは肌を白くするために漂白剤の成分が入っている日焼け止めを塗ったり、薬を使って脱色する人さえもいるようだ。これに関しては、日本も例外ではなく、日傘をして、アームカバーをして、明るい肌色を塗っている光景はどこにいてもよく見かける。日本には日本独自の文化があるけど、それでも多分野にわたって無意識に私たちは欧米の影響受けている。それは日本だけではなく、ベナンを含めたアフリカ諸国でも同様で、おそらく政治や経済の分野でも同じことが言えるのではないだろうか。このような、欧米的価値観が世界中に存在するということを知ることができただけでも、私がアフリカ、ベナンで生活をしたという意義はとても大きい。教科書にはない生きた情報に触れることができた。

 

どんな色も美しい。「私は自分が好きだ」と自信を持って生きていけるような社会にするために黄色人種の私は、何をどのように子供たちに伝えていくことができるだろう? 謎は深まるばかりであった。

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(ベビーパウダーを塗る子ども。名前はアスピ(左)EXILE気取りの少年。名前はトビ)

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(顔にパウダーを塗る少年。なぜか不機嫌。笑)

 

 

 

 

メモ⑧ : 「歴史は繰り返される」ということ

 

ベナンには、多くの黒人が差別を受け、奴隷として南北アメリカに渡ったという「悲しい歴史」がある。その数は1000万人から2000万人と言われ、その多くが働き盛りの男性であったことから、その人的、経済的、文化的損失が現在までの貧困の原因の1つと言われている。しかし、子ども達の中には、この奴隷貿易を「知らない」という子どもが一定数存在する。学校に行けず、歴史を学習する機会を失ってしまった子もいれば、歴史についての授業自体が小学校ではあまり見受けられない現実がある。私はベナンに来てから「ヨボ(白人)」やアジア人差別用語でもある「チンチャンチョン」など、差別的な発言を受けたことが何度もある。言葉の意味がわからず、親しみを込めて言ってくる場合もあれば、明らかに侮辱している場合もあった。差別によって虐げられてきた歴史があるにもかかわらず、このような状況が生まれてしまう。「歴史は繰り返される」とうことの意味がよくわかった。だからこそ、伝え、学び、考えていくことが大切でそのための「教育」なんだということを実感した。

 

決して他人事ではなく、戦争という悲しい歴史をもつ日本も同様で、平和を維持するために、戦争を経験していない自分が、どんな言葉で、振る舞いで「歴史」を伝えいくか。社会科の教員として、それを考えるにあたって「差別された体験」を今後も大事にしていきたい。

 

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(ウィダにある還らずの門。この海からアメリカ大陸に向け多くの黒人が奴隷として渡った)
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(ガンビエの船乗り場)

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(船の運転しました。式根島以来)
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(船でものを売りにきた)

 

 

 

 

メモ⑨ : 「識字率」と「宗教(※長文注意)

 

国が発展するための条件とは何なんだろうか?」戦後74年、敗戦のどん底から再繁栄を築き上げた「日本」と今年で独立59年を迎えた「ベナン」もちろん国も、状況も、取り巻く環境も全て違うし、同じように比較することはできないのだろうけど「ここまでの差かついた理由は何なのか?」もっと前提から疑ってみたい。そう思い一時帰国中に、いろんなことを調べてみた。

 

ハーバード大学アマルティア・セン教授によると日本の国民の「識字率」が高かったことが、日本の近代化に大きく貢献したと著書の中で述べている。驚くべきことに、実際1860年代日本の識字率はヨーロッパの国々よりも高く、1913年頃には、世界有数の出版大国になっている。しかも、当時日本で出版された書物の数はアメリカの2倍以上だったそうだ。では、なぜこの時代に「途上国」という位置づけにいた日本がこんなにも教育熱心で識字率が高かったのか?佐藤智恵著「ハーバード日本史教室」によれば、日本の識字率には仏教の影響が多分にあるという。世界中の国々を識字率と言う観点から見ても、仏教国の識字率は、他の宗教よりも圧倒的に高くブータンミャンマーなどの国や地域は、他の国や地域より識字率が高いというデータがある。では「仏教識字率にはどんな関係があるのか?」という疑問にいきつく。

 

時代は7世紀。聖徳太子にまで遡る。当時、太子は、仏教の教えを一般の人にわかりやすく伝えたいと思っていた。しかし、仏教の経典は難しい漢文で書かれており、その内容を理解できるのは限られた人だけだったそうだ。つまり仏教の教えを広め、理解するという過程において仏教国の人々は「読み書き」を習得する必要があった。だから、当時「途上国」だった日本は先進国を上回る識字率を持っていたらしい。

 

日本人は、元日に神社に行き、寺院で葬式を行い、キリスト教の教会で結婚式を行うことに何の躊躇もない。そんな中でも、仏教文化の恩恵が教育制度の高い国民を生み出すことにつながったようだ。ちなみに仏陀は人間にとって大切なことは「1に知識、2に良い行い、3に信仰」だそうで、知識の獲得が信仰よりも大切という考え方をもっている現在、日本にはどこに行っても本屋があり、本が溢れている。それは知識の獲得を一番に優先する仏教の思想の表れなのかもしれない。そういったことを考えると、問題の表面だけを見て、解決策を考えるのでなく、ベナンという国の歴史的・文化的・宗教観までも理解した上で、解決を策を考えていくことで、その国あった新しい視点に出会えるかもしれない。

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(教会の帰りにサッカー⚽️ベナンではブードゥ教、キリスト教イスラム教が信仰されている)
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(謎の儀式⁈かと思ったら、ただの遊びだった)
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(ザポタキッズキッズ🧒🏽)

 

 

 

メモ⑩:世界に広がれ夢の連鎖連鎖「長友ドリーム

 

長友佑都選手。幸運にも「長友ドリーム」で支援をしていただくことになった。支援が決まった以上、TVでサッカーをしている姿しか知らないではダメだろうと思う。ベナンの子ども達に「長友佑都さんとは、どんな人間なのか?」を伝えることができるように、著者「上昇思考」を読むことにした。今回は心に響いた2つの文章を紹介したい。

 

「人間はすべて心で動いている。心に動かされている。だからこそ心を高める必要がある。(中略)だから生きている間に、生まれた時よりも美しい心を育むこと。世の為、人のためにを常に考えていることが最も美しい生き方だと思う」(第一章 過去を振り返ることの大切さより引用)

 

 

どんな夢でも、いいからそこに向かって走り続けることが大切だ。濃くない人生にしてしまうなんて考えられない。人生の終わりの時を迎えた時に何もやれなかった、何もやらなかったと振り返るしかなくなったとしたら、生きていた価値を見出せなくなってしまう。そうならないように、どれだけ生きてきたかが問われることと思う。生きているのはそれ自体が幸せなことだ。だからこそどこまでも熱く夢に向かって生きたい(第六章一度きりの人生だからこそチャレンジしたいより引用

 

私は、今まで自己啓発系の本はあまり興味がなかった。ただ、長友さんと繋がれた今だからこそ、いろいろな言葉が胸にささる。夢に向かって努力するということ、感謝の気持ちを忘れないこと、物事をポジティブに捉え向上していくということ。もっと彼のことを知ろう。それが今私にできる最善のことだと思う。

 

 

そして、10年後か、20年後かに「長友JAPAN🇯🇵」とW杯で対戦するベナン代表🇧🇯を見る日をイメージしながら、この「夢のバトン」をしっかり繋いでいきたい。

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(おススメします!)

 

 

 

 

今、大きな「追風」を感じています。笑

逆風は振り返れば追風になる。

積み上げてきたものが、歯車が、徐々に噛み合ってきているような気がします。ただ、調子にのることなく、謙虚な気持ちで一歩一歩確実に進んでいきたいと思います。

 

 

 

それでは、また!

まだ更新します!

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(かわいい)

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(人生は甘くない。笑)