Hiroyuki⚽️Takada

教員として働きながら、フリーで国際協力をしています。

もしあなたが国連職員になったら👨🏻‍🏫

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(パーニュがつなぐ国際協力①)

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(パーニュがつなぐ国際協力②)

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(大喜びしてました。笑)

 

 

 

 

 

Bounjour!!

Ça va??

ベナン🇧🇯ライフも1年5ヶ月が経過しました。

高田は元気でやってます💪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突然ですが!!

皆さんは、次の国際協力の現場で起きた事例をどのように考えますか?

 

ある途上国の村人たちは、毎日井戸まで片道2時間かけて、水汲みに行っていました。その状況を見た日本の団体が村人たちのためを思い、村に水道を作りました。結果として村人たちの水汲みをする時間は劇的に短縮されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうでしょう?

おそらく「素晴らしい支援だ!」とプラスに考えている方が多いかと思います。

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(水汲みは本当に大変です)
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(私の住む長屋。雨水でさ無駄にしません)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私も最初は、そう思っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、この話には続きがあるんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実は、この水道を設置した後に村人たちの中で「うつ病」を発症する人々が増えたそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは、なぜか?

水汲みは重労働ですが、村人たちにとっては、毎日の井戸までの時間は、友人と会話を楽しむ時間でもあったそうで、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その「娯楽」の時間が奪われたことで、精神的に病んでしまったというのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに、自分の「役割」を失くしたことが、

仕事から得られる日々の充実感を喪失させ、結果として、うつ病になったそうです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう1つ国際協力の現場で起きた事例を紹介します。

これは、ベナンでの事例です。

 

ベナンの小学校では、ほとんど体育の授業をしません。それを見た日本人がベナンで体育を普及させるために、体育の活動を重点的に進めました。

 

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(ランニングをする子ども達🧒🏽)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この事例はどうでしょう?

体育は子供達にとって楽しい!」から良いはずだと考える人も少なくないと思います。

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(強そうに見えますね)
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(髪型がかわいい)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、現地の教員の中にはそうは思っていない方もいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

35度も超える酷暑の中、水道もない環境で君は体育をできるかい?」とある現地教員は話します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

普段から脱水状態にある子ども達に、強度の高い運動をさせたらどうなるでしょう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼らは体育を「やりたくない」のではなく、体育が「できない」環境にいるだけなのでした。

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(この日は36度‼︎)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この二つの事例から、つまり何が言いたいのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

国際協力の現場には「自分にとって“よい”と思った行動が、他の人にとっては“よくない”かもしれない」ということがあることです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正直、この話を聞いて私は困惑しましたよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心の中で私の活動はベナン人にとって“よい”方向に向いている」と自信をもてませんでしたから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

情けない話ですが、残り3ヶ月にもかかわらず、まだこの段階にいるわけです。

何しに来たんだよって話ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

国際協力の素人が国際協力の最前線で活動する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

乏しい知識と確かな経験値がない状態では、自分の活動にすら自信をもてないんだなと。

久しぶりに落ち込みました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同時に「じゃあ今、ベナンにとって何が必要なのか?教育なの?医療なの?それとも農業なの?」と疑問がわいてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう少し大きな視点からベナンにおける国際協力の在り方を考える必要があるなと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう思ったわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこで、ある「問題」を2人の同期にぶつけてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それが「もしあなたが国連職員になったら」です。ちょっと見てみましょう!

【問題】

あなたは国連の職員です。国連職員としてベナンの問題を解決するための担当者になりました。どの問題を優先して解決していくことが望ましいか、ダイヤモンドランキングを作りなさい。その際、理由も明確にしなさい。

 

 

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ダイヤモンドランキングとは、優先度の高いものから順にランキングしていくもので、中学校3年生の公民分野「国際社会と私たち」で私が毎年実施する授業でもあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私のクラスは、この授業でいつもケンカが起きます。笑  

特に「女性の社会進出」の項目で女子が男子を論破しまくります。笑 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このダイヤモンドランキングの「ベナン」を2人に考えてもらいました。私がもってない視点や考え方をどうしても知りたかったからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1人目は「ポン」(仮名)さんです。

ポンさんは、大学時代にルワンダスタディツアーに参加したり、UNICEFでも活動していました。卒業後は、サラヤ株式会社に就職、その後、現職参加で青年海外協力隊に参加しています。まさに国際協力をするために生まれてきたような方です。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポンさんのランキングがこちら。

 

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ポンさんは、最重要事項を「農業👩‍🌾」にしたようです。理由を見てみましょう!

 

 

ポンさんの意見がこちら💁‍♂️

まず、現先進国のような「持続可能」とは言えない発展を目指すのではなく、新たな発展の方法として、自然のシステムを壊さないような農業の方法を模索し、農業を通じて国の発展を後押しできればと考えました。

なぜならベナンには、農業従事者が多く、農業従事者にお金が回れば「農業」を切り口にした経済発展が見込めると思ったからです。隣国にはナイジェリアやトーゴブルキナファソといった国もあります。

尚且つ農業の発展は経済発展だけでなく、ベナン人の栄養状態を改善できる可能性もあります。そして、現在ベナンには、強み(国力)というものがありません。外交の場、また投資という視点からもメリットを感じてもらえる魅力があるかは何とも言えません。国民が自信と誇りそして自分達に無理のない身の丈にあった発展を目指しながら、国力になりうる可能性が「農業」にはあると思い、最重要事項に選択しました。

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(綺麗にやります!)
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(これは何でしょう。笑)

 

高田メモ

確かに短期的な視野なのか、中長期的な視野なのかでは何を優先するかは変わってきますね。ベナンでは、食べ物以外にも隣国のガソリンなどは普通に売られているので、需要を生み出せれば農業による発展も可能かもしれません。私は農業のことはよくわからなくて、ランキングでは下にしてました。笑

恥ずかしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次に2人目は、コシヒカリさん(仮名)です。

コシヒカリさんは、高校時代に国際交流部に所属したり、大学時代は医学部に進学し、卒業後は大学病院で検査技師として働いていました。現在は青年海外協力隊としてガボン共和国で輸血医療の安全性を高める活動をしています。コシヒカリさんは9月にベナンに旅行にきました。外から見たベナンという視点でランキングを書いてもらいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなコシヒカリさんのランキングがこちら!

 

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コシヒカリさんは、最重要事項を「教育👨🏻‍🏫」にしたようです。理由を見てみましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コシヒカリさんの意見がこちら💁‍♀️

全ての問題の根底にあるのが教育を受けていない人の多さ、教育レベルの低さがあるから。

「国語」を例にとって考えてみると、フランス語が話せない理解できないでは、ベースラインにも立つことができない。もし読み書き等が出来たとしても、その内容が間違いだらけでは中途半端な状態であり、何か商売を始めたり働きに出たりしても結局ボロがでたり、誤った選択をしたりして前に進めない結果を生んでしまうから。国全体の発展のためには、やはりそこに住んで暮らす国民全体の自助努力が必須であり、教育を受けること、そしてその教育がきちんと内容のあるもので、学力や能力を高められるものであることが大事なのだと思う。

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(ザポタキッズ①)
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(ザポタキッズ②)

 

 

高田メモ

その通りだと思います。そういえば前に任地でコーラを買ったんですが、売り子の方が計算を間違えて、お釣りが多かったことがあったんです。私は優しく教えてあげたのですが、売り子さんは、なぜか逆ギレしてました。笑 ベースがきちんとしていないと、損してしまうこともたくさんありそうですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベナンに拘らず、

みなさんだったら、どんなランキングにしますか?

ぜひ、いろいろな意見に触れたいので教えてください🙇‍♂️(コメント待ってます📝)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後にアインシュタインの言葉にこんなものがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学べば学ぶほど、自分がどれだけ無知であるか思い知らされる。自分の無知に気づけば気づくほど、より一層学びたくなる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

素人の私にとって、

わからないことも多いですが、わかろうとする姿勢だけは忘れることなく、残りの任期も頑張っていこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは!

みなさん、メリークリスマス🎄

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毎日我が家に来て水分補給をしています。笑